バルサミコ・ヴィネガー 1

2009年06月04日

Aceto blsamico  

アチェト バルサミコ

Aceto balsamico tradizionale

アチェト バルサミコ トラディッチョナーレ

Aceto balsamico tradizionale extra vecchio

アチェト バルサミコ トラディッチョナーレ エキストラ ヴェッキオ

この3種類が、バルサミコヴィネガーとして市場に出回っている。しかしこれらにはブドウから作ったヴィネガーと言う共通点はあるが天と地ほどの差があるのはご存知でしょうか?

今回はバルサミコについて書いてみたいと思います。

バルサミコの故郷はイタリア中央エミーリア・ロマーニャ地方のモデナとレッジョに限られます。この2つの街で出来るバルサミコのみDOP「保護指定原産地呼称」が与えられています。そして一番有名なのは何といってもフェッラーリの街でもあるモデナでしょう。

モデナは紀元前183年にローマ領となり、紀元前43年にはカエサル(シーザー)を殺害したブルータスとアントニウスの戦いの場となった事で歴史に名を刻みました。その後戦争と洪水で街は壊滅状態になりましたがローマ教会の司教の統治のもとで再興され、11世紀の大聖堂完成と共に繁栄を築きます。そしてフェラーラのエステ家の支配になり1058年にはこの地方の首都となりました。モデナは歴史のある街で今でも当時の繁栄の面影を残す大聖堂や宮殿が多く残っています。

現在のモデナは、芸術、フェラーリ、残念にもこの世を去った世界のテノール歌手パヴァロッティー、そしてバルサミコ・ヴィネガーです。

バルサミコ・ヴィネガーはずいぶん長い間、このモデナ辺りの密かな宝物であったようです。最古の記録によれば、1046年エステ家の支配になる12年前、モデナの公爵カノッサ家のボニファッチョが、神聖ローマ帝国のハインリッヒ3世即位の祝いにバルサミコを樽で献上したと記されています。